みなさん、こんにちわ、ペイたるうです。
足のニオイにお困りの方、突然ですがあなたが履いている靴は「キツイ」ですか?
それとも「ユルイ」でしょうか?
実は靴が「ユルイ」と色々ニオイ対策をやっていても、その対策はあまり意味がないかもしれません。
今回は靴のサイズとニオイの関係、そして靴サイズ調整方法をご紹介します。
足が蒸れると臭くなる
足が蒸れると臭くなる
足が臭くなる要因は① 皮脂 ② 温度 ③ 湿度により雑菌が繁殖することで発生します。詳細については次の記事を参考にしてください。
【足臭い】足が臭くなる理由と対策を30代エンジニアが独自解説
足は1日にコップ一杯の水を発汗するため、非常に蒸れた空気が靴内を満たしてしまいます。よって湿度・温度ともに雑菌繁殖条件を満たすために、足が臭くなりやすくなります。
蒸れをなくすには
足の蒸れをなくす方法としては、いくつもあります。
- 通気性の良いインソールを使う
- 制汗剤を使う
- 吸収性の良い靴下を使う ・・・etc
ただ、これらの対策をしても靴のサイズが適切でなければ最大限の効果は発揮できません。
靴のサイズと換気
靴の換気システム
靴は、足の土踏まずの空間に蒸れた空気が滞留しやすいです。しかし、歩行などで足を動かすと、足を地面についた際は土踏まずの空気が圧縮され、靴外へ押し出されます。続いて、足を挙げた時には中へ新鮮な空気が引き込まれ、靴内は換気される仕組みとなっています。
靴サイズがユルイと換気しにくくなる!?
上の靴と換気システムの図を見られた方はこう思うんじゃないでしょうか。「靴がユルイほうが、沢山空気の出し入れが出来ていいのではないか」と。実は私も最初その通り考えていましたし、事実、私は仕事関係上、安全靴を履いているのですが、紐をやや緩めにして履いておりました。しかし、「靴ユルイ」=「沢山換気できて素晴らしい!」という考えは大きな誤りです。実際は「靴ピッタリ」=「沢山換気できて素晴らしい!」が正しいのです。
この事象について、あのNHKの番組「あしたが変わるトリセツショー」で空調・気流メーカーに協力してもらいテストした結果がありますので、そちらを使って説明します。
参照:NHK あしたが変わるトリセツショー「足の臭いのトリセツ」
靴がユルイ場合ですと、空気の流れを表す蛍光緑色がまばらに発生していることが分かります。これは靴内サイズが大きいことで靴内に空気の逃げ場所ができてしまい、その結果、蒸れた空気は大多数が靴内に留まり続けてしまいます。一方靴サイズがジャストフィットしていると靴の中に逃げ道がないため、換気ができ臭いを抑制することが出来ます。
靴サイズが緩い時の調整
靴がユルイ場合の調整を、レベル別にご紹介していきます。
Level① ほんの少しだけ大きい場合
靴を履いていて、少し余裕があるかなと感じるレベルです。この程度であれば次の方法で対応可能です。
- 靴ひもを締める
- 厚めの靴下を履く
- インソールを厚めにする
Level② ブカブカの場合
靴を履いていて、靴が動いてしまうレベルです。これぐらい大きい場合も次の方法で対応可能です。
- かかとスペーサー
- つま先スペーサー
もちろん、スペーサーは通気性が良いモノを選びましょう。折角ジャストフィットにしても通気性が悪ければそこに蒸れた空気がたまることで足が臭くなってしまうので。
まとめ
靴のサイズが足のニオイに影響を与えるとは意外でしたね。今すぐにできる対策もありますので、早速靴サイズを確認して、問題あれば調整しましょう。